ARTE MANDOLINISTICA

シェアする

ARTE-KYOTO 1997年から2002年9月まで活動し解散した「ARSNOVA Mandolin Orchestra」を前身とし、音楽監督にマンドリニスト井上泰信を置き2003年1月に結成。同年3月に京都コンサートホールにて第1回目の公演を開催。その後も本拠地京都では3月の定期公演として2005年まで3年続けての公演を行なった。

 2003年9月には東京公演、翌年8月には札幌にて北海道公演を行なう。2005年夏よりマンドリンに馴染みのない方々や子どもたちを対象とする「なつやすみコンサート」を企画・開催。さらには特別公演としてARTE TOKYOと合同で、丸本大悟や末廣健児(共に当団員)の作品を特集した公演を開催している。

 2005年9月、特定非営利活動法人(NPO)の認証を受け、国内初の法人格を有するマンドリン団体となる。同年10月、国内唯一の国際コンクールとなる「大阪国際マンドリンフェスティバル&コンクール」をザ・フェニックスホールにて3日間に亘って開催。その後も同地にて継続開催し、マンドリン独奏部門に加えて作曲部門やマンドラ・マンドロンチェロ・マンドリュート独奏部門を創設するなど、世界的にも類を見ないコンクールとしての地位を確立する。2015年10月には「ARTE国際マンドリンフェスティバル&コンクール」と名称を変更、東京に於いて第10回目の開催に至った。

 2006年より定期公演の会場を大阪のザ・シンフォニーホールに移し、2008年まで3年続けて公演を開催。ギタリストの藤井敬吾氏や松尾俊介氏との共演や、新進の作曲家3名(末廣健児・石橋敬三・丸本大悟の各氏)を特集するなどの意欲的なプログラムが好評を博す。さらに2008年5月には、4年ぶりの地方公演となる沖縄公演を開催した。

 2009年には3年ぶりとなる京都コンサートホールでの定期公演を開催、さらに2010年3月には再びザ・シンフォニーホールに戻り、6人の作曲家によるオール新作初演プログラムで構成された公演「3人の作曲家Ⅲ×2」を開催した。

 2011年より「アルテの挑戦」と題し、ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調「運命」やチャイコフスキーの交響曲第5番ホ短調といったマンドリンの可能性に挑戦する意欲的なプログラムに取り組むシリーズを三年連続で開催。マンドリン合奏の新境地を切り開いた。

 2016年には、単独では6年ぶりの地方公演となる名古屋公演を開催した。

 その他、これまでにカウンターテナーの米良美一氏、ジブリ映画で有名な井上あずみ氏、ノコギリ奏者・作曲家のサキタハヂメ氏、ギタリストの福田進一氏、国松竜次氏、ピアニストの藤井由美氏、尺八演奏家の中村仁樹氏、歌とライアーでお馴染みの木村弓氏らと共演。

 合奏団としての演奏活動以外にもフェスティバル・コンクールの開催による国内外の交流や、CD・楽譜の出版、一般愛好家や未来を担う子どもたちへの啓蒙など、幅広い活動を通してマンドリン音楽の普及・発展を目指すマンドリンオーケストラである。